高速道路の追い越し車線をゆっくり走っていると違反!?

更新日:2018.11.05

高速道路の走行車線と追い越し車線のルール。マナーを守り、安全運転で・・・。

高速道路の走行車線と追い越し車線の制限速度

日本の高速道路では片側2車線の場合、左側が走行車線、右側が追い越し車線という名称になっています。

制限速度が80kmの高速道路であれば、制限速度は走行車線・追い越し車線、共に80kmです。仮に走行車線を80kmで走行している車を追い越し車線で追い越すには、確実に80km以上の速度で走行をする必要があるため、速度超過で違反になります。

たとえ追い越し車線が空いていたとしても無理な追い越しはせず、法定速度を守って行う必要があります。

車線変更して走行車線で追い越し車線の車を追い越す事はできない!?

追い越し車線は走行車線を走っている前車を追い越すための車線であり、追い越しが終わった車両は速やかに左側の車線に移動しなければなりません。

しかし、そのルールを知らずに追い越し車線を走行し続ける車が、残念ながら一定数存在しています。追い越し車線を走行し続ける車の速度が遅い場合、走行車線から追い抜く事になりますが、ここで注意が必要です。

前方の車の前に出る方法として「追い越し」と「追い抜き」があります。

「追い越し」とは、目の前の車を抜かすために車線変更し、抜いたのちに元の車線に戻る一連の行動を言います。

対して「追い抜き」とは、車線変更を行わないで走行中の車の前方に出ることです。高速道路の走行車線でも行う事が出来ます。

高速道路の走行車線では、「追い越し」を行うことは出来ませんが、「追い抜き」は特に規則がありません。なので、追い越し車線の車を抜かすには「追い抜き」する必要があります。

走行車線で車を抜かした後、すぐに追い越し車線に移ってしまうと、「追い越し」となり違反になりますので、抜かした後はしばらく走行車線にとどまる必要があります。

追い越し車線をゆっくり走るのも危険!?

走行車線よりも遅い速度で走行している車は違反の対象になるのか?という疑問がありますが、原則的に、速度制限を守れば違反にはなりません。

高速道路の最低速度は、標識が無い場合、普通乗用車で50km/hとなっています。なので50km/h以下の速度で走行している場合は取り締まりの対象になりますが、最低速度を守っているのであれば、走行車線よりも遅い速度で走行しても違反行為ではありません。

しかしながら、追い越し車線は走行車線の車を追い越すための車線ですので、低速走行は他車への迷惑となり、事故につながる危険があります。

高速道路の追い越し車線の継続走行は違反対象に

前節で、高速道路の追い越し車線をゆっくり走るのは、速度制限を守れば違反にならないことを説明しました。

しかし、追い越し車線を継続走行することは通行帯違反の対象になるので注意が必要です。

追い越し車線は、文字通り追い越しするための車線なので、原則は継続走行してはいけません。

一般的には追い越し車線を2km以上走ると通行帯違反になると言われていますが、厳密な距離の規定はありません。2kmより短い距離でも通行帯違反になる場合もありますので、追い越し後は速やかに左側車線に戻る事が重要となります。

高速道路での走行はスピード違反を意識しがちですが、通行帯違反も他の車に大きな迷惑をかけてしまう危険行為です。普段から注意し、安全運転を心掛けましょう。