携帯電話(スマホ)を運転中に使用した時の罰金と交通違反点数

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運転中の携帯操作による事故の増加に伴って、国も動き始めています。自分や周囲の人々の事故を未然に防ぐためにも、正しい知識を持ちましょう。

増加する運転中の携帯(スマホ)操作による交通違反

あまり意識をせずに、運転中に携帯電話やスマホを使用している方もいるかもしれませんが、それは交通違反です。

現行では、運転中に携帯電話やスマホを使用したことにより交通違反や交通事故を起こした場合の罰金(反則金)は、9,000円(普通車)で違反点数は2点です。また、携帯電話やスマホを2秒以上注視した(保持)と判断されるだけで罰金6,000円、違反点数は、1点となります。

しかし、罰金や点数を取られるから気をつけるという認識ではなく、ドライバー全員が、運転中の携帯電話やスマホの利用は大変危険な行為だということをしっかりと認識しなければいけません。

例えば、時速40キロメートルで走行中の車は、2秒間に約28メートル進みます。たとえスマホを操作しなくても画面を2秒間見てしまえば、目をつぶって30メートル近くを走ってしまうことになります。この2秒間に前の車はブレーキをかけるかもしれませんし、わき道から子どもが飛び出してくるかもしれません。

警察庁によると、平成30年に携帯電話やスマートフォン、カーナビなどの使用による交通事故件数は2,790件で、5年間で約1.4倍に増加しているとのことです。

大丈夫だろうと、文字入力やインターネットの閲覧をした結果、恐ろしい事故に繋がっていくのです。

「ながらスマホ」の厳罰化

こうしたことを背景に、運転中の携帯電話やスマホの使用については、取り締まりの強化が図られています。

平成30年3月8日に閣議決定された道路交通法改正案では、運転中の携帯電話等の使用に対する厳罰化が盛り込まれました

現行の罰則は、交通事故など(交通の危険)を発生させた場合は「3か月以下の懲役又は5万円以下の罰金」ですが、改正案によると「1年以下の懲役、または30万円以下の罰金」となります。

なお、現行では反則金を納めれば罰則は適用されませんが、改正案では反則金の適用がなくなりますので、即座に「1年以下の懲役、または30万円以下の罰金」となる可能性があります。

また、運転中の携帯電話等の使用違反(保持)では、現行の罰則は「5万円以下の罰金」のみですが、改正案では「6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金」となり、反則金も現行の6,000円から1万8,000円程度となる見込みです。

その他にも運転中の携帯電話等の使用により、重大な事故を発生させた場合は、「免許効力仮停止」の対象となります。 この改正案については、令和元年中の施行が有力となっています。

運転中の携帯電話等の使用は、たとえ1回でも大きな事故に繋がります。今すぐ止めましょう。