なぜ運転免許証にICチップを搭載したの?

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平成22年(2010年)、全国でICチップを埋め込んだ運転免許証が導入されました。なぜICチップが搭載されたのでしょうか?

ICチップには大切な個人情報が入っています!

ICチップには氏名、本籍、顔写真、免許証種別、運転免許証に記載されている情報全てが記録されています。

もし免許証を紛失して、ICチップを読み取られると、免許証に記載されていない本籍などの個人情報まで見られてしまいます。

運転免許証の管理には、十分注意しましょう。

なぜICチップを搭載することになったの?

運転免許証は身分証明書として使用でき、お店やサービスで提示することもあると思います。しかし、テクノロジーの進化により、専門家が見ても判別出来ない精巧な偽造免許証を作る人が出てきました。

他人名義の免許証を使って銀行口座を開設したり、携帯電話の契約に使ったり、振り込め詐欺などに使用したり、犯罪に使われるケースが増えてきたことが理由の1つです。

ICチップ搭載の免許証は、偽造するのが難しいことから、犯罪などへの不正利用を抑制する効果が見込めます。

また、免許証を身分証明書として多くの方が利用しています。銀行や携帯電話など、重要な契約で使われることが多くなっています。免許証の不正利用を防ぐことで、契約での不正を防ぐことも期待されています。

そんなICチップは、都道府県によって大きさや数に違いがあります。ICカード免許証を作成する会社は地域によって異なるため、時期や都道府県によって作り方が違うのです。

ICチップを搭載すると何が変わるの?

運転免許証に記載されていた内容が、ICチップの中に記載されることで、本籍地などの情報は目で見れなくなりました。また、偽造が難しくなることで、偽造の防止が期待されることをお伝えしました。

一方で、ICチップを搭載すると困ることもあります。

身分証明書として、ICチップを読み取る機械を使用している場合、正確な情報を読み取る機械が必要になります。記載内容とチップ内の情報が同じかどうか、確認する必要があるためです。

運転免許証の保管場所は?

また、運転免許証の保管場所にも気を付ける必要があります。

ICチップ搭載の運転免許証は、微弱の電波を出しています。

そのため、Suicaなどの非接触式ICカードと一緒に保管すると、カードが使えなくなることがあります。そのため、Suicaなどの交通系ICカードは定期入れに入れるなど、保管場所に気をつける必要があります。

また、ICチップが水に濡れると壊れる可能性もあります。雨に濡れたり、洗濯したりしないよう気を付けましょう。

ICチップが壊れると、運転免許証を再発行する必要があります。

運転免許証は身分証明書としても優秀です。大切に保管・管理することが大切ですね。